ダクトスペースの役割とは?
2025/06/25
建物の設計図に、ダクトスペースという記載を見かけることがありますが、その役割をご存じない方も多いでしょう。
目立たない部分ながら、建物全体の快適性と安全性に関わる重要な構造です。
今回は、ダクトスペースが持つ主な役割について解説します。
ダクトスペースの役割
ダクトの収容
ダクトスペースは、空調や換気に使用されるダクト類を、集中的に配置するための専用空間です。
天井裏や壁の内部に通すことで、居住スペースの美観を保ちながら、機能的な空調設備を確保できます。
またダクトを集約して配置する設計は、メンテナンス性を高めるうえでも効果が高いです。
空気の供給や排気
建物内部の空気を入れ替える際、ダクトを通じて外気を取り込み、汚れた空気を排出する仕組みが働きます。
ダクトスペースは、この空気の流れを効率よく管理するために欠かせない通路です。
居室・共用部・トイレなど、各空間に応じた換気量を確保するためには、適切なダクトスペースの確保と計画的な設計が欠かせません。
安全性の確保
万が一、火災や設備トラブルが発生した場合にも、ダクトスペースがあることで被害の拡大を防ぐ手段が確保されます。
たとえば、遮炎性のある仕切りや点検口を設けることで、火や煙の通り道を制御しやすくなるでしょう。
また、配線や配管をダクトスペースに集約することで、過熱や漏電などのリスクにも対応しやすくなります。
まとめ
ダクトスペースは、ダクトの収容・空気の供給や排気・安全性の確保などの役割があります。
快適な空間づくりと日常の安心を支えるためにも、ダクトスペースの設置は欠かせません。
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